●サイズ: 高さ:約21.5cm 幅:14.5cm 奥行:約8cm
●コンディション: 目立つダメージは無く、全体的に良い状態です。
●年代・国: 19c末頃 フランス
クランベリーガラスにピューター製ネオゴシック様式の装飾をオーバーレイさせた、とても珍しいデキャンタです。エンジェルが表と裏に一人ずつ、そしてトップに三人目のエンジェルの立ち姿が美しく映えています。最高の場所に飾っておきたい美しいデキャンタです。
*ピューターとは、
昔からヨーロッパで利用されてきた金属の名称で、 錫(スズ)を主成分としてアンチモン、銅などを加えた合金である。シルバーのように磨く必要がありません。
*ネオゴシックとは
中世(12~15c)のゴシック様式は強大なキリスト教会の威厳を見せつける様式でした。それが19世紀後半ネオゴシックとなってキリスト教会以外の住宅建築や公共施設にもゴシック様式の要素が取り入れられるようになったという点で革新的な様式になりました。ゴシック様式のリヴァイヴァルです。
【写真・左から】
①全体
②横全体
③エンジェルアップ
④アップ
⑤横アップ